ABCのウタ

義務教育で学ぶ程の重要なものである”英語”。
今回はその英語の基礎のアルファベットを学びたいと思います。

尚、カタカナで読み方を書いてありますが、必ずしも正しい発音ではありません。
 
 



ll over:オールオーバー(全面クリア)


 


ついにミッション6のボスを倒したマルコとターマ。

「よしっ!ついにAll overだ」

とマルコは喜んだが、ターマが

「でもなぁーなんかラスボスの割には手応え全然無かったけどなぁ」

どうやらターマのその意見は正解だった。
 


ミッション7スタート


 




「はぁ!?」マルコは仰天。

「やっぱりな」ターマは納得。

「じゃ次こそAll overだな。そうだな!ターマ」

「俺に聞かれても困る」

そしてついにミッション7のボスを倒したマルコとターマ。

「よしっ!今度こそAll overだ」

「でもなぁーこのステージが最終面だったら始まる時に”ファイナルミッションスタート”って言うだろ」

「まだ言うか」

でもやっぱりターマの意見は正解だった。
 


ミッション8スタート


 


「これいつまで続くんだよ!」
 
 

ut:バット(しかし)


 


パソコンを触ってたマルコの部屋にターマがやって来た。

「マルコー今から野球やるんだけどバットない?」

「バットはある。Butこのバットかなり使ってないからなぁ」

「シャレみたい」ターマは言った。

マルコが続ける。

「このバットかなりボロっちぃぞ」

「ボロっちぃのかよ・・・」

「ムカッ何だよ借りに来といて。そういうターマこそ自分のバット持ってたろ」

「バットはあることはあった。Butバットはこの前折れた」

「シャレみたい」マルコが言った。
 
 

haracter:キャラクター(性格)


 


「マルコさんは真面目ですよね」フィオが言った。

「何だよ急に」

「Characterですよ。だって真面目じゃないですか」

「だったらさ、私はどんなCharacter?」

エリが話に入ってきた。

「エリさんは・・・一匹狼っぽいですね」

「そ、”人間はみんなひとりぼっち”って、そのまんまねぇ」

「じゃあ俺は?」

ターマが話に入ってきた。

「ターマさんは・・・」

数秒ほどたって、”見つけた!”と言わんかのように満場一致で出てきた答えは

「うん、グラサンだ!」

「俺だけ物かよ」
 
 

amage:ダメージ(損傷)


 


「くっDamageを受けすぎた。やむをえない、脱出する」

メタルスラッグから脱出したマルコの目にとまったのは、泣いているフィオだった。

「なんだどうしたフィオ!」

「お弁当がぁーーDamage受けてしまいましたーーー」

「意味が分からんな」

「でも食えることは食えるんだろ?」と言ってターマが弁当を取って食べた。ら、

ターマの顔がどんどん青ざめていった。

「フィオお前これ腐ってるじゃないか!」

「だからDamage受けたって言ったじゃないですかーー」

「は、腹が痛ぇえー」

「おい大丈夫かターマ」と心配するマルコの背後から敵弾が!

マルコは気づいていない!

当たってしまう!

「マルコさん危なーーい!」

フィオが横からマルコを思いっきり張った!

ボグッ!「グボォォオオーー!」

マルコは1032のDamage!

「わぁっ!やっちゃった!」

ちなみに敵弾は全然見当違いの方向へ飛んで行った。
 
 

quipment:イクイプメント(装備)


 


「よし!作戦開始だ。最後にEquipmentを確認する。フィオ!」

「はい。私のEquipmentはお弁当50食分です」

「いらん!それより武器持ってけ。エリ!」

「えーとショットガン150発とロケット348発にグレネードにボトルにあと―――――」

「持ちすぎだ!少しは遠慮しろ。ターマ!」

「俺のEquipmentはマルコ!お前との友情だぜ」

「ふざけるな。ちゃんとしろ」

「ちぇっ何だよ。そういうマルコのEquipmentは何だよ」

「俺はターマとの友情さ」

かぶったーーーーーーーーーーーーーーー
 
 

lower:フラワー(花)


 


ターマとエリがFlowerを眺めて喋っている。

「これ、すごいな」

「すごいわね。・・・でかいわね」

「でかいな。綺麗・・・なのかな」

「綺麗なのかどうか分からないわね」

「このFlower なんか不気味だな」

「不気味ね。ちょっと動いたわね」

「ああこのFlower気持ち悪いな」

「見るからに吐きそうね」

―お2人さんそれマンイーターですよーー―

フィオが遠目から2人に忠告した。

「何っ!そうかよしエリ逃げるぞ!」

「ええっ!?倒さないの?」

ターマの逃げ足はそりゃもう、すごかった。
 
 

host:ゴースト(幽霊)


 


「たったたたたたたたターマ、みみみ見たか?今の」

「何だいきなり」

「Ghostだよ!見ただろ?」

「知らん。第一こんな真っ昼間にGhostなんか出るかよぉ」

「いたんだって!確かにさっき!」

「どんなGhostだよ」

「俺と同じぐらいの背で」

「ふんふん」

「黒メガネかけてて」

「はんはん」

「髪は中分けで」

「へんへん」

「茶髪だ」

「色付きか。ってかそれ俺じゃん」

「そうだ。ターマにうりふたつだった。そのGhost」

「いやだからそいつはGhostじゃなくて俺だろ」

「ターマはここにいるだろーが。俺ははるか向こうに見えたんだって」

「絶対俺だと思うけどなぁ」

このGhostの正体が”しんきろう”であることは、2人は知らない。
 
 

old up:ホールドアップ(手をあげろ)


 


頑張って正規軍に打ち勝とうとモーデン軍は作戦会議を開いていた。

「やつらは1人でも実に強い。ということで奴らに打ち勝つ一番の方法は主戦力である”武器の奪取”。これにあるはずだ」

「おお」「確かに」

兵士たちの間でどよめきが起きる。

「・・・で、どうやって武器を奪うのかだが・・・誰か考えのある者、いないか?」

「…。…。…」

静まり返ってしまった。

するといきなり作戦長・モーデンはライフルを構え出した。

「Hold Up!!」

ビクゥッ!っと兵士達は一斉に万歳をしたように手を上げた。

「うむ。じゃあ手を上げた君」

「分かりません」

無理矢理はいけないと思う。
 
 

nformation:インフォメーション(情報)


 


「戦いはInformationが重要だ。ではモーデン軍の偵察結果を教えてもらおうか」

「知ってたかマルコ。アレンって奥さんも子供もいるらしいぜ」ターマが言った。

「マーズピープルとモーデン兵が付き合ってたよ。まぁそんなのもあり・・・なのかもね・・・多分」エリが言った。

「焚き火をして踊っていました。彼らのダンスセンスは抜群ですよ」フィオが言った。

「そんなんじゃこの戦いに勝てない」マルコは嘆いた。
 
 

ewel:ジュエル(宝石)


 


「Jewelがある!4つも」

「中にはガラス玉もあるかもしれねぇぜ」

「運試しだ。4人でそれぞれ1個ずつとろう」

「よし。Jewelはいただきだ」

結果

まずはターマ

「かーちくしょ。10点だった。ガラス玉かよ」

次にエリ

「へへっ残念だったわねー。私は30000点ね。フィオは?」

「30000点でした。女性はJewelが似合いますねぇ。マルコさんは?」

「9362点だった」

端数は切り捨てで。なんて言ってられなかった。
 
 

nife:ナイフ(小刀)


 


ヒュヒュヒュッ!

「見たか!俺のKnife裁き」

「甘いぜマルコ!ターマ様オリジナルの三連爆殺疾風鎌鼬(さんれんばくさつしっぷうかまいたち)!」

「俺も負けないっすよ。Knife旋風脚!」

「お前らのはもはやKnife技じゃない!」マルコが強く抗議した。

「いいんだよKnifeさえ使ってりゃ。そうだよなトレバー」

「同感っす」

でも俺が一番凄い!俺だ!俺だーーーー!俺だ!

らちがあかないのでエリに聞いてみることにした。

「エリ、どう思う?」

「バカじゃない」

この勝負は取りやめとなった。
 
 

esson:レッスン(授業)


 


今日は新兵にLessonする事になったターマ。隊長のマルコは急用で忙しかったからだ。

「んでは今日は軽く、ここにいない3人の事でもLessonするか」

それはもはや”Lesson”というよりは”話している”という感じであったのだが。

「Lessonその1。行列のできている店にマルコと並べ。下克上のチャンスだ。あいつはああいう所だと本当にイライラするからな」

「Lessonその2。腹が減ったらフィオに聞け。奴は常に弁当を持ってるからな。でも貰えるかどうかは知らないが」

「そしてLessonその3。エリは実は男です。うんっ!こりゃいい!」

ハハハハハハハハハハーー。ターマは大笑いしている。

「あの・・・ターマ副隊長。エリさんが・・・」

「え?」

パカ―――――――――――――――――――ン

あ痛――――――――――――――――――――――――――!
 
 

agic:マジック(魔法)


 


エリが何やら得意気にフィオに言った。

「今から手品やるから見てて」

「Magicできるんですか?すごいなぁ」

「Magicじゃないわ。これはちゃんとタネも仕掛けもあるから。じゃ、いくよ」

パッ。シュッ。ポン。シュバババ。ブイーン。ボゥッ。ヴィヨヨヨヨン。

「す、すごい!一体どんなMagicを使ったんですか」

「手品だっつってんのに・・・」
 
 

oon:ヌーン(正午)


 


「うぇーNoonまでパソコン触ってて。全然寝てない。疲れたし眠いぃー」とマルコが言った。

「私なんかNoonまでずっと寝ちゃったわよ。寝過ぎて眠いよ」とエリが言った。

「俺から見たらそっちのがうらやましいよ」

2人でフラフラと歩いていたらフィオに出会った。

「もー、軽いウォーミングアップのつもりが、気がついたらNoonまで訓練してて。疲れちゃいましたぁ」

「どんな訓練してたの?」エリが尋ねた。

「ただの走り込みです」

「俺に比べたら、随分健康的な疲れでよろしいこった」マルコがこぼした。

3人でフラフラと歩いていたらターマがボロボロになって、いた。

「バイクで すっ飛ばしてたらよー。事故っちまってよー。やっとの思いで歩いて帰ったらもうNoonかよ。トホホ」

「お前事故ったって、大丈夫かよ」マルコが尋ねた。

「別に、バイクが壊れただけだったからな」

「夜中じゅうずっと歩いてきて、眠くないの?」エリが尋ねた。

「俺はどこでも寝られる男だぜ。寝ながら歩いた」

「ターマさんの方が訓練としては成果が上がりそう」フィオがこぼした。
 
 

「いやまぁ何だかんだあるが、みんな何気にNoonつながりだな」

うれしくも何ともない。
 
 

riginal:オリジナル(独自の)


 


今日のモーデン兵はやけに慎重でなかなか姿を現さず、かなり厳しい戦いとなっていたマルコ達だが、

「こんな時は”メンフィスの爆弾娘”のこのエリ様にお任せよぉ!」

と一風変わった物を投げ込んだ。

ポスッ

と、やたら手応えのない音がした。

「何だ?今何を投げたんだ?」

「爆弾。まぁ見てなって」

10秒後。

ドッカーーーーーーーーーーーーン

「どうだ!これぞ私Originalの”時間差爆弾”。恐る恐る近づいた頃合にドカン!よ」

でも

「・・・あー・・・どうやら失敗に終わったみたいね」

ひっかかったのはフィオだった。
 
 

unch:パンチ(一打ち)


 


「てめぇら!たまには拳一つでやったらどうなんだ」

「何をっ!そっちこそ物騒な武器なんか捨てて戦いやがれ」

「望むところだーーーー」

正規軍とモーデン軍は一斉に殴りかかった。

Puuuuuuuuuuuuuuuuuuunch!!

ズガーン

そして友情が芽生えた。
 
 

uestion:クエスチョン(質問)


 


「はいエリさんにQuestionです」

「何よフィオ」

「アレン氏はナゼ何発も撃ち込んでもなかなか倒れないんですか?」

「・・・私がアレンの何を知ってるっていうのよ」

「私にQuestionされても困ります」

「私は知らないっての!他をあたりなさい」

で、

「はいナディアさんにQuestionです」

「なあに?」

「アレン氏はナゼ何発も撃ち込んでもなかなか倒れないんですか?」

「誰それ?」

「私にQuestionされても困ります」

で、

「はいターマさんにQuestionです」

「あ?」

「アレン氏はナゼ何発も撃ち込んでもなかなか倒れないんですか?」

「本人に聞けよ」

で、

「はいアレンさんにQuestionです」

「な、何だ貴様!」

「アレンさんはナゼ何発も撃ち込んでもなかなか倒れないんですか?」

「いきなり何を言い出すんだ!」

「だから私にQuestionされても困りますよぅ・・・」
 
 

ank:ランク(階級)


 


「マルコーちょっと手伝ってくれない?」とエリは話しかけた。

するとマルコは改まった様子で話した。

「エリ、やっぱり関心しないな。俺はお前よりは目上の者なんだし、まぁ見せかけでもいいからそういう風に振舞ってもらわないと」

「うーん、つまり私にどうしろってこと?」

「せめて敬語ぐらいは使ってくれよ」

「はーいはい、分かった分かった」

そして戦場。

エリとマルコは敵さん達に囲まれて、今まさに最大のピンチ

「マルコ!そっちはまかせたよ!」

「だから!さっき言ったように敬語だけでも使えって言ったろ!」

「こんな命かかってる時にRankなんか気にすんじゃねーーーー!」

「・・・はい・・・」
 
 

elf−Service:セルフサービス(自分でやりなさい)


 


―――食堂―――

珍しく4人で一緒に食べていた。

男同士、女同士で並んで座り、マルコとフィオ、ターマとエリが向かい合うように座った。

調味料に近いのはターマとエリだ。

「エリさん、ソースとってくれませんか?」フィオが頼んだ

「あ、悪ぃ。ついでにケチャップも取ってくれよ」マルコが頼んだ

「Self−Service!」エリは強く言った。

「ちぇっ、分かったよ」「分かりましたよぅ」2人はしぶしぶ身を乗り出して取った。

「よぅエリ、しょうゆ取ってくれよ」ターマが頼んだ

「あ?あんたは自分で届くでしょうが。なおさらSelf−Service!」

「違うな。俺という上司の機嫌を取るためにもお前がSelf−Service!」

「何をっ!!」

パカ―――――――――――――――――――――ン

あ痛――――――――――――――――――――――――――――――!
 
 

ank:タンク(戦車)


 


「あっTankですよ。私が乗ってもいいですか?」

「確かにTankだけど、どうせならメタルスラッグって言えよ」

しばらく行って、

「あっTankですよ。私が乗ってもいいですか?」

「・・・。キャメルスラッグはTankではないと思うぞ」

しばらく行って、

「あっTankですよ。私が乗ってもいいですか?」

「スラグノイドのどこがTankなんだよ」

しばらく行って、

「今日のTankはいいですねぇー」

「それは”天気”だっ!」

かなり苦しい。
 
 

se:ユーズ(使う)


 


ターマの髪がボサボサだったので、見かねたフィオがターマの髪を整えることにした。

「少しだけ切りますね」

(整えてくれるのはありがたいが、なんかフィオがやるとなるとちょっと怖いなぁ)

エリが来た。

「何やってんの?」

「今ターマさんの髪を整えるところです」

「ふうん」

ゴソゴソ

「さて、髪を整えるにはやっぱりこれをUse!」

「げげっ!何その物体は」

(ふぃ、フィオのやつ何をUseしようってんだ・・・)

「大丈夫ですよ。見た目はあれですけど、効き目は抜群です」

ネチョ(ぎゃっ!)ビチャ(うへっ)ネトー(気持ち悪い・・・)

「うーわー。ターマ、ご愁傷様」

(何がだよ!大丈夫なのか?)

「さて、仕上げにこれをUse!」

「ぎゃーーーー!私もういい!ターマ、頑張ってね。さよなら!」

「あっエリさんが行っちゃいました」

(ええーーエリでさえも絶叫するものって一体)

「じゃ、行きますよターマさん」

ピト・・・・・・・・・っっ!!!!!

ぎゃーーーーーーーーーーーーーーー!

一体フィオは何をUseしたのか。
 
 

olume:ボリューム(音量)


 


ジャカジャカジャカジャカジャカ

「うるさいぞ!Volume下げろ!」とターマが怒鳴ったが、

「・・・」どうやらエリには聞こえてない様子だ。

「おい!エリ!」

「・・・ん?何か言ってる?」

うるさいって言ってんだ!

「あーー?何ーー?」

Volumeを下ーげーろー!

「ターマ!さっきからうるさいぞ!」マルコが怒った。

「・・・なんだよ・・・」
 
 

atch:ウォッチ(時計)


 


「私のこの目覚しWatchは、場に合わせて違うパターンの声が出てくる、高価なものなのです」

「へー。高そうだなー」

ターマはそう言いながらフィオのそのWatchをうらやましそうに眺めていた。ものすごくうらやましそうに。

「あの・・・あげませんよ」

「えっ?ああいや、別に。ただ俺Watch持ってないから便利なのかと思ってな」

「ええっ!じゃあ時間が分からないじゃないですか。不便ですよそれって」

「それが分かるもんなんだよ」

それから数時間 数十分 数分後

「ターマさん、今何時ですか?」

「お前、自慢のWatchはどうしたんだよ」

「あれは持ち歩き用じゃありませんので」

「ふーん不便だなー。今は17時37分ってところかな」

「すごい!Watch無いのになんで分かるんですか?」

「腹Watchさ」

「それで分単位で分かるものなんですか?」

「ごめん正直いって”7分”ってのはカンです」

ちなみに本当の時刻は16時12分だった。
 
 

L:エックスエル(ドでかい)


 


「マルコー、何だこれ?」ターマは尋ねた。

「なになに、”グレネードXL”?なんだろなこの”XL”って」

「試しに使ってみるか?」

「待て待て。ここに注意書きがあるだろ」

その注意書きにはこう書いてあった。

このグレネードは爆発範囲がノーマルグレネードの10倍はあるので
手で投げるのではなく、専用の発射装置を使うこと。
絶対に手で投げないように!爆発に巻き込まれてしまう結果になる。

「げー。物騒なもん作ってんなぁ」

とした所でフィオがやってきた。

「あっ何ですかそれ?大きいグレネードですねぇ」

「XLだってよ」

「XL?使ってみないとよく分かりませんこれ使ってもいいんですか?」

「いいけどやめとけよ」

「いいじゃないですかハイ使いますよそれください」

フィオはそのグレネードXLを受け取った。と言うよりは”ぶんどった”に近かったのだが。

「それーーーーー」

「うわーーーーーーマルコ逃げろーーーー」

「ぎゃーーーーーーーー」

ドッカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「フィオは・・・?」心配する男2人。

「す、すごい爆発ですね・・・」バタッ

「フィオーーーーーーーーーーーーーーー!」

フィオは、意外と度胸がXL
 
 

oung:ヤング(若い)


 


「Youngとはいいのぉ」と百太郎がもらした。

「どうした?百太郎さん」とマルコが聞き返した。

「ナディア殿は18じゃな」

「そうだよ。Youngだよなぁ」

「トレバー殿も20か」

「Youngだな。俺ももうおっさんだなー」

「いやいや、皆非常にYoungですじゃ。わしこそおっさんを通り越して老いぼれですな」

としたところで敵が出てきた。

「何!武器なんか持ってないぞ!ちくしょう油断した!」

「ほいっ!」

百太郎は”気”を放った。

「うわあ!」倒れる敵。

「さっきの話ですが、やはりYoungとはいいものですなぁ」

「俺は気を放てるまでになったあんたの方がすごいと思う」

2人とも、結構冷静だった。
 
 

ero:ゼロ(始めから)


 


「めちゃくちゃだなぁ」

無残に破壊し尽くされた町にたたずむマルコ。

「私のお弁当も、激しい動きをしてたからめちゃくちゃになっちゃいました」フィオが愚痴たれた。

「作りなおせよ」

「えーじゃあ、もったいないからこれ全部食べて下さい。Zeroに戻して下さい」

「・・・まずそうだなぁ」

「おいマルコー。始めようぜー」ターマが遠めから言った。

「よっしゃ、始めるか」

エリもやって来た。

「うわーまためちゃくちゃになってるわねー。復興させがいがあるわね」

「エリさんこのお弁当食べて下さいよ」

「うわーこの弁当もめちゃくちゃねーまずそうだ!」

「美味しいですよ!」

「どうしても食べて欲しいならZeroから作りなおしなさい」

「もういいです私が食べます」

『おいお前ら手伝えよ!』

「ほら男共が怒ったじゃないのよ。行くよ」

「じゃあお弁当食べて下さい」

「しつこい!」

ゆっくりとだが、じきにこの町もZeroから始められる日が来るだろう。
 


<おわり>


<あとがき>タスラグより

以前書いた「50音順」の別バージョンといったところでしょうか。

この作品はサンダーナイトさんから「50音順の次はアルファベット順でどうか」というアドバイスを元に作ったものです。ありがとうございます。

英語的には動詞だったり形容詞だったりするのもあるんですが、ここではどの英語も名詞的に扱っています。ご了承下さい。

というかもはやこれは小説じゃないですね。強引に言うなら「超短い小説の集合」という感じでしょうか。苦しいですねー。

ネタ的には前回のものより自信がありません。どうも書いていて手応えのあるものが少なかったように感じています。それだったら書き直せよって事なんですけど、そんな酷なこと言わないで下さいっす。

せめてこの中で1,2個ぐらいは面白いと思って下さるものがあれば幸いでございます。
 




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