50音順
あ〜〜さ
我々は「言葉」が非常に大切であります。
我々が生きていく上で「言葉」は是非とも習得したいものであります。
そこで「言葉」の基本ともなる「50音」(今となってはすこし少なくなっていますが)を学んでみたいと思います。
 
 



 






「おや、あれは留美だ」

目標達成までの道中、のどが乾いて死にそうだったマルコはその先に留美を見つけ、助けを感じていた。

「留美、おーい留美ーー」

「あっマルコ少佐、お疲れ様です」

「助かった、のどが乾いたんだ何かくれ」

「”あめ”しかないですけど」

「雨?雨水?まぁいいとにかくくれ」

「違う、飴ですよ」

「雨でいいだろ」

「はぁ?」

訳の分からない会話。お前ら手袋でも編め!
 
 



い訳ないだろ


 






どうもターマとエリがケンカしている。

「これでいいでしょ!」

「いい訳ないだろ!不平等だ!」

マルコが仲裁に入る。

「おいどうしたんだよ」

「こいつ(エリ)がパワーアップガン独り占めしやがんだ」

「あんた達、腕は私らより格段に上だから別にいいじゃないの」

そこでマルコがターマに問うた。

「じゃあターマ、お前は”ドリルスラッグ”か”パワーアップガン”どっちを取る?」

「ん?・・・ドリルスラッグかな」

「じゃあパワーアップガンは諦めな」

「うん。はぁ?」

訳の分からない会話。得をしたのはエリばかり。

「もうけ♪」
 
 



ぃるす


 






マルコはその昔自分の作ったコンピュータウィルスで誤って核爆弾を発動させそうになったことがある。

「あんな事はもうゴメンだなぁ」

「ようマルコどうした」

「ウィルスの事さ」

「風邪ひいたのか?」

「・・・・・・。ああ、そうだ」

たったいま、マルコはターマをバカにした。
 
 



えっここですか


 






「今度こそ世界征服してやる」

そういきり立ったモーデンは早速作戦を立てた。

「アレン。お前はここで正規軍を待ち伏せろ」

「ええっここですか。また寒い所じゃないですか」

「しかしお前の得意な地形はここしかない。今度こそは成功させたいんだ」

「・・・分かりました」

それがいけなかった。

寒すぎたのだ。アレンは何故か裸で行動するため、きつすぎた。

「寒い・・・眠い」

バタッ。

一時間後、正規軍がやってきた。そして眠っているアレンの横を通り過ぎて行った。

こうして今回もモーデンによる世界征服は失敗に終わりましたとさ。
 
 



もい


 






「重い。重すぎるわ」

留美はそう言いながらも、もはや人の持てる重さではないリュックを何とか持ち上げようとしていた。

「っっっっっっっっっっっっっはあ!全然動かないわ・・・」

「ウキイ(じゃあ俺が軽くしてやろうか?)」

「あ、ウータン君。何言ってんの?」

ウータンは持ってるマシンガンで留美のリュックを撃ちぬいた。
するとあら不思議リュックはだんだんと軽くなっていく。

「あ、軽くなったあ。ありがとうウータン君」

「ウキイ(じゃあね。バナナくれ)」

留美一人我が道を行く。とそこにターマが出てくる。

「よお」

「あ、お疲れ様です。アイテムをお持ちしました。ってない!」

ウータンにリュックを撃たれた時にアイテムが全部こぼれ落ちてしまったのだ。
重いことばかりを気にしてた留美はどうやらそっちの方には気がいってなかったみたいだ。

「あーあ。やっちゃった」

「ふうん」

そこでターマは留美のしてる高そうな腕時計に目をつけたが、貰えなかったのは言うまでもない。
 
 



えらぬ人となりました


 






「ここか」

ついに目標地点までたどり着いた正規軍たち。そのまま突撃した。が、誰もいない。

「妙だな・・・」

と思ったのもつかのま、その建物は突然崩れ出した。罠だったのだ。

「みんな逃げろーー!」

「マルコ!お前も早く逃げろ!」

「俺は後でいい。先に逃げろ」

「・・・分かった。死ぬなよ死んだら殺す」

「死んだら殺せないだろ。意味分かんねーよ」

ズウウウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

なんとか無事に脱出。が、マルコがいない。

「マルコ!おいマルコはどこだ!」

「どこにも見当たりません」

「そんな訳ねぇ!もっと探せ!」

としてる所で、どこからともなくマルコが現われた。

「俺は無事だよ。あーあ」

危機一髪脱出できたマルコは目立った傷はないものの、その姿はボロボロでおぞましいものにも見えたという。

「うわあーーバケモノだーーー!」

「っておーーーーい!」

マルコとターマは悪友です。
 
 




 






マルコ達4人は道中を進行中、そこへ敵の攻撃がやって来た。

「来た!」

「きた?」

「北?」

「着た?」

ヒュウゥゥゥゥン

ドッカーン

マルコだけしか気づいてなかったらしい。

「きた?」と言ったエリ、

「北?」と言ったフィオ、

「着た?」と言ったターマの3人は、

避けきる事ができず、そのまま病院送りとあいなってしまった。

「だーから『来た』って言ったのにー」と言うのはマルコ。

言葉とは、時として残酷なドラマを生み出す。
 
 




 






「あー やっぱやめときゃよかった」

「どうしたターマ。お前は何を一体そんなに悔やんでるんだ」

「選んだルートに100点のアイテムしか出なかったのさ。こんな事なら無難にあっちのルート進んでりゃよかった」

そこでマルコはこんな慰め方をした。

「諦めるなターマ。それならボスを近接攻撃で稼げばいいじゃないか」

「そんなこと、できねーよ」

「悔いを残さないためにも、チャレンジだぜ」

「そんなこと、できねーーよ」

「2回言うなよ」
 
 



いと


 






ポトンコロコロニャーニャーゴロゴロゴロ

「あっははは ネコって面白ーい こんな毛糸に無我夢中」

そこへターマがやって来て

「うおお何だエリ お前がそんなに笑うなんて珍しい」

「何それ失礼ね。そして笑っているのはこのネコが毛糸に大夢中なのが面白いからよ」

「そうかそうか。よーしエリーほら、毛糸だぞー」

「それどういう意味っ!!」

パカ――――――――――――――ン

あ痛――――――――――――――――――!
 
 



うしちゃいられない


 






マルコとターマが雑談してる。

「ところでターマ、知ってるか?」

「何が?」

「腐海ルートにいた、妙な液体吐いてくるやつらの事だよ」

「ああ、いたなぁ気味悪いのが」

「あれに当たると服が溶けて、一瞬素っ裸になるらしいぜ(死ぬけどな)」

「何っ!それは本当かっ!」

ガタン

「何だよ急に」

「こうしちゃいられない」と言ってどこかに去るターマここにあり。

「どこに行く気だ?・・・ん?」

すると遠くの方でターマがエリを誘って行く姿を伺うことができたマルコ。

「お前っ仲間を殺す気かーー!!」

何をする気なのかすぐさま察知できた所はさすがに悪友と言いきれる。
 
 



ー買った


 






「あっ捕虜発見。助けましょう」

しかし何か様子が変だ。

「さー買った買った。今俺を助ければもれなくこの手榴弾が安く買えるよ」

「それは一体どれぐらい安いのです?」

「この手榴弾、1個10万だ!」

「安い!買った!」

そうしてフィオは普段無料で貰えるはずの手榴弾を高値で買っていった。

その後、この捕虜は階級を下げられたという。
 
 

以下、続く

あ〜さ し〜ぬ ね〜め も〜ん