50音順
ね〜〜め
我々は「言葉」が非常に大切であります。
我々が生きていく上で「言葉」は是非とも習得したいものであります。
そこで「言葉」の基本ともなる「50音」(今となってはすこし少なくなっていますが)を学んでみたいと思います。
 
 


っころがり


 






「暇、暇」

「ちょっとターマ、働きなさいよ」

エリは仕事で忙しいので、暇そうに寝っころがっているターマが恨めしい。

「うっせーやる事ないんだから俺は暇なの」

「ならば訓練なさい」

「うっせー訓練は疲れるから俺は寝てんの」

「あっ!フィオが着替えてる!」嘘です。

「何ーーーーーー!」

瞬間的に、されど元気よくターマは起き上がった。

「助兵衛(スケベ)!」

パカ―――――――――――――――――ン

あ痛――――――――――――――――――――――――――!
 
 



 






訓練中、マルコは今日もはりきっている。はりきりすぎて傷を負ってしまった

「NO!」

訓練が終わって、部屋に戻ってきたマルコ。傷の手当てをしようとしてタンスに手を出したら、

タンスの角に足の小指をぶつけてしまった!

「ノ・・・・・・・・・ノーーーーーーーーーーーー!」

翌日、マルコはターマを見つけた。

「よぉターマ」

でもターマは知らんぷりする。

「おい冷たいぞ。おい、おい!ターマ!」

で、肩を叩いて振り向かせたら、なんと別人だった。

「の〜・・・」
 
 


ちまき


 






マルコはいつもハチマキをしている。

ターマが問うた。

「マルコお前なんでいつもハチマキしてるんだよ」

「前髪が邪魔だからさ」

「じゃ切れよ(前髪を)」

次はフィオが問うた。

「マルコさんなんでいつもハチマキしてるんですか」

「亡き師匠の形見だからさ」

「まぁ・・・」

「お前さっきと言ってること違うじゃないか」ってターマはつっこんだ。

次はエリが問うた。

「マルコあなたなんでいつもハチマキしてるの」

「教えないよ」

ケンカになった。
 
 


どい


 






「ひどいな・・・」

無残な戦場を見てマルコが一言こぼした。

「そうだなー。ひどい暑さだ」とターマが言った。

「そうねー。ひどい弁当だわ。まずい!」とエリが言った。

「エリさんひどい!お弁当がまずいのはこの暑さで腐ったからなのに!」とフィオが言った。

「そうか・・・みんなひどいんだな」

マルコは一人納得した。
 
 


みきり


 






踏み切りにて

カンカンカンカンカンカンカンカンカンカン

ゴーーーーーーーーーープァーーーーーーーン・・・

カンカンカンカン・・・

「行くか」

「なあターマ」

「なんだ」

「踏み切りってさ、『思い切る』って意味もあるよな」

「まぁあるな(踏み切りではなく『踏み切る』だがな)」

「俺この前思い切って渡ろうとしたら轢かれそうになってなぁ・・・」

「アホだろ」

思いきったら、アホになってしまいました、なんてことのないように。
 
 


りこぷたー


 






「あっヘリコプターだ」

「違う!あれはスラグコプターだ」

「何っ!スラグチョッパーじゃないのか」

フィオとマルコとターマは大きな疑問を抱いた。果たして正しい呼び名は?

フィオの言った「ヘリコプター」か

マルコの言った「スラグコプター」か

ターマの言った「スラグチョッパー」か

らちがあかないのでエリに聞いてみることにした。

「エリ、どう思う?」

「うーーん。スラグコプターかチョッパーで正しい呼び名かー・・・」

フィオ、早くも脱落。
 
 


しいもの


 






もうすぐエリの誕生日なので、戦友として長い付き合いのフィオ、マルコ、ターマは3人で何かプレゼントでもあげようと策を練っていた。

本当はフィオ1人だけでプレゼントを用意しようとしたのだが、金の無い男2人はフィオを利用しようとしたのだ。

何をあげようか悩んでもられないのでエリに直接欲しいものを聞いてみた。

「エリ、お前は今何が欲しい?」

「下僕」

エリの誕生日プレゼントはウータンに決まった。
 
 


るくリウス・デニス・ロッシ


 






フィオがマルコに尋ねる。

「マルコさんの名前の『デニス』って何ですか?」

「は?」

「つなぎですか。デニスのつなぎ」

「そりゃデニムだろ。デニムのつなぎ」

「じゃあスポーツですか?」

「それは、テニスか?」

「天才っていう意味の」

「そりゃジャニスだな。それはちょっと苦しいぞ」

「液体なんですね。本当は」

「・・・ひょっとしてエキス?おいおいそりゃ苦しい以前の問題だぜHAHAHA」

「あ、笑いましたね。私の勝ちですね」

これはダジャレ大会か?
 
 


っしょんコンプリート


 






作戦に成功したつわもの4人達。

「よーしクリアーだ」

「ん?ちょっと待てターマ。クリアーじゃなくてミッションコンプリートだろ」

「えーーー。任務達成ですよ」フィオも口をはさんだ。

「んなもんどうでもいいでしょうが」エリは思った。

「絶対、クリアーだ!」

「ミッションコンプリートだ!」

「任務達成です!」

「私は何でもいいと思うな」

結局、この話し合いはまとまらなかった。「もうそれぞれ勝手に思ってやがれ!」ってなった。

そしてまたもや作戦に成功したつわもの4人達。

「よーし『クミッショ務コンプ成アー!』」

もはや訳が分からなかった。

この光景をエリは見下し、眺めていたという。
 
 



 






道中進む正規軍3人、マルコとターマが話してる。

「しかし、フィオは胸あるよなぁ、マルコ」

「何だよいきなり。まぁしかしそうだな。でも・・・」

「(ふんムネがあるからってだけで何よ)」

と後ろで2人の話を聞いてたエリは思った。2人の話は続く。

「でも、フィオのやつ『肩がこる』って悩んでたぞ。胸があるってのも困り者なんだろうな」

「そうだなぁ、そのへん考えるとエリみたいなのが健康っぽくていいのかもな」

「(まぁターマ、私をかばってくれるのね)」

ってエリは思ったが、次にターマがしゃべった

「でもエリは色気もないし、やっぱダメだな」

それがいけなかった。

「おい・・・ターマ・・・お前エリが聞いてんのによくそんな事言えるな・・・」

「え?あ、忘れてた」

「どぉぉぉも♪ムネも色気もない女でございますわよ♪」

1時間後

ミッションオールオーバー(つまり全クリア)

しかしそこにはマルコとターマの姿はなかったという(マルコまきぞえ)
 
 


ぐすり


 






エリが歩いていると、マルコとターマが妙な事をしているのが見えた。

ターマが建物の2階の窓から、マルコの目を狙って目薬をさそうとしているのだ。

何故か、マルコのまわりだけ水たまりができていた。

「あんたたち・・・何してんのよ」

「何って、”2階から目薬”って言葉知ってるか?」

「知ってるけど」

「あれを俺達2人で証明しているところさ」

「あんたたち・・・もう先人が証明しちゃってることやっても全然偉くもないわ」

と言ったところで目薬がきれたようだ。

「マルコ!(目薬が)きれちまった!次行くぜ。27箱め」

「おう」

「27箱って、じゃあこの水たまり全部目薬なの?無駄遣いはやめなさい!」

たまには、変な事もしてみたい。
 
 

以下、続く

あ〜さ し〜ぬね〜め も〜ん


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